一族の誇り/坂井利弘


ホストファーザーはスコットランドからの移民での祖先はロベサルの開拓使の一人でした。まさに希望を持って喜望峰を過ぎたそうです。
次の日、ルーツを見に行こうと言われていたのですが、その言葉の真意が分からずきっと聞き間違いなのだろうなと思って車に揺られていると、とある広場に着きました。
こんな所に何の用事だろうと思うと、ここにルーツのモニュメントがあると言うのです。聞き間違いではありませんでした。そこに建っていたのは一族の誇りでした。
(ロベサルにて)